広島の大学で、主にクレイ(粘土)を用いたアニメーション制作を学んでいる杉殿 育恵(すぎどの いくえ)さんをご紹介します。
2005年の暮れに音楽制作に関するメールを頂いたことが縁となり、知り合うことができました。ちなみに、私が育てている野いちごは、杉殿さんに頂いたものです。
本来、自分の力では動かないはずのものを、「ちょっと動かしては撮影」を繰り返すことで、あたかも自分の意志で動いているかのように見せるアニメーションをストップモーションアニメといいます。私は、この一種独特な世界が子供の頃から好きでした。店先に飾ってあるぬいぐるみを見かけると、「夜になると起きだして、隣にいるクマのぬいぐるみとプロレスしてたりして…」なんて考えたりしたものです。
私は鳥という動物がとても好きです。それが、飛べたとしても、飛べなかったとしても、ね。ヨタヨタ歩いている様子はカワイイし、優雅に飛んでいる様子はカッコイイ。
音楽を担当させて頂きました杉殿さんの作品「ことりズム」は“ことり”と鍋が織りなすメルヘンチックなアニメーション。そして、主人公の“ことり”が実にカワイイのですよ。この作品は、当サイトが運営しているPodcast番組「風景のツボ」にて配信中ですので、カワイイ姿だけでなく、仕草も是非ご覧頂きたいと思います。しかし、この仕草の裏では大変な労力が注がれているんですよね。…恐れ入ります。
杉殿さんは現在、相方の西尾都さんと創作ユニット「pecoraped(ペコラペッド)」を結成し、創作活動に励んでいます。
一見可愛らしいですが、覗きこんでみると微かにブラックな香りが漂うpecorapedの映像作品。今後の創作にも益々期待しています。
2007年2月22日から27日までの6日間、東京都武蔵野市はにじ画廊2Fにて、pecoraped初の作品展「迷走 赤ずきん」が催されました。「pecorapedが想像した世界での赤ずきんをアニメーションに…」ということで、有名な“赤ずきん”をベースに何処か奇妙な物語が展開されました。その他、ポストカードの販売や作品資料の展示も行われました。
映像音楽の制作には以前から興味があったのだけど、中々チャンスに恵まれませんでした。そんな中依頼され、初めて挑戦したアニメ音楽が、自分の好きなクレイアニメーションである上に、主人公まで好きな動物の「鳥」ということで、どこか不思議な縁を感じたものです。住む地域は離れているけれど、また創作でご一緒できればいいなあ、と思っています。
杉殿さんが参加する創作ユニットpecoraped(ペコラペッド)。創作されるアニメーションは、一見可愛らしいけれども、よく観ると、どことなく影が差しているような、ちょっと不思議な映像作品です。
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